バリ島の話とライフヒストリーのお話会を終えて

先日、臨床身体学ラボカフェにて、バリ島とライフヒストリーのお話会を開いていただきました.

初めましての方から顔馴染みの方まで、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

数日経って、いただいたご質問やご感想、参加者さんの体験談などを振り返ったり、頭の中はカオスです笑

怪しい話やオカルト話は、「面白い!」って思ってもらえたらいいな〜と、常日頃思っていたので、「面白かった」というご感想をいただいて安堵しました。

真剣に受け取ることが悪いわけではないのですが、そこから正しさを求め、分析や解析しすぎると苦しくなるように思います。

だからといって、摩訶不思議な起きた出来事を否定することもなく、ありのままを受け入れるには、面白さは不可欠じゃないかと思っています。

そんなことを思い馳せていたら、人類学者インゴルド氏の「他者を真剣に受け取る」という言葉を思い浮かべました。

『他者を真剣に受け取る』ということは身体の浸透度が関わってくることにも気づきました(今更だけど😆)

会では、浸透度とチャネリングやミディアムについて論じましたが、身近なところにも身体の浸透度に関わることはたくさんありますね。

そして改めて「他者を真剣に受け取る」ことは、どのようなことなのかも再考する機会となりました。

そして、「マサコさんのお話は、頭ではなく身体から発せられる言葉で語られていた」ようなことをおっしゃってくださった方がおられて、とても嬉しかったです。

言語学者の伊藤雄馬さんの「ムラブリ」という書籍の中で、「言語は身体性を持って獲得する」という言葉が綴られています。

情報が多い現代は、誰かの体験や経験、知識などが簡単に見聞きできます。

もっと言えば、声の大きい人の言葉、耳障りの良い言葉をそのままインストールしてオウム返しのように発する人を多く見受けます。

このような場合、身体性をもって獲得せずに言語を使っているのだと解釈しています。

またSNSの発達に伴い、声の大きい人の声をそのままインストールしてしまいやすい環境にもあります。

そしてそのまま、よく考えも理解もせずに表面上だけを受け取っていると、本当に伝えたいことまで辿りつくことは難しいと感じてます。

そんなこんなと、あれこれ頭の中をかけめぐっております。

いつもまでこの状態が続くんだろうか。。。笑

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