心と身体の繋がりが意識改革の真ん中にある
私たちは悩みがあったり、叶えたいことがあると、心や意識をどうにかしようとし身体を忘れます。
身体があるから心が動くし、心で決めたことを行動に移しには身体があってこそ。
そんなことをつらつらと書いてみました。
◆ 人間はそもそも身体で世界を感じ取っていた
私たちは本来、まず 身体で危険を察知し、環境を感じ取り、行動を決めてきた生き物 です。
例えば、
- 獣の気配や音に背筋がゾクっとしたり
- 風向きで天気を予測したり
- 目には見えない誰かの敵意や緊張を肌で感じたり
こうした微細な情報を、頭で分析するよりずっと前に 身体が先に感じ取って反応 してきました。
これは太古から人間が生き延びるために備えてきた、言葉になる前の高度なセンサーです。
◆ それなのに、なぜ「頭だけ」で考えようとするのか?
しかし現代では、
- 成功哲学や自己啓発で「考え方を変えれば人生が変わる」
- ポジティブマインド、メンタル強化、イメージトレーニング
といった言葉が当たり前に飛び交います。
また一方で、
- 身体を整えれば心も整う(瞑想やマインドフルネス、筋トレや整体、フィットネス)
といった考えもあります。
どちらも部分的にはとても大切です。
でも、どうしても 「心」と「身体」を分けて」考える癖が強い のです。
そして多くの場合、
- 頭(思考)で「良い・悪い」「損・得」を判断し
- それに従って選択や行動を決めようとします。
しかしそれは結局、 過去のデータや他人の価値基準 に基づくジャッジに過ぎません。
◆ 二元論を超えて、「生命本来の知恵」に立ち戻る
本当は、もっとシンプルで確かな道があります。
それは、
- 善悪や損得を超えて
- 身体の感覚を土台にしながら
- 今この瞬間にいちばん自然で無理のない在り方を探る
という、生命本来の調和の智慧に立ち戻ること です。
◆ 身体は今を教えてくれるセンサー
身体は常に「今」を感じています。
- 呼吸の浅さや深さ
- 胸やお腹のこわばり
- 手足の温度や重さ
- 内臓のわずかな動き
これらはすべて、頭が「こうしたほうが得」と判断する前に、あなたの内側からのリアルな情報 を教えてくれています。
身体に耳を澄ませると、思考の二元論を超えて、もっと全体を見渡すように「今の最適」を感じ取れるのです。
◆ だからこそ、意識改革の中心には身体がある
意識を変える、マインドを変えると言うけれど、本当の意味での意識改革は頭だけではなく、身体(感覚)から始まるもの です。
そうすると自然に、
- 他人の目や社会の価値観に振り回されなくなる
- 無理なく選択できる
- 本来の生命力が息を吹き返す
そんな変化が起き調和の中で応えを導き出していきます。
◆ 最後に
心と身体の繋がりを大切にするというと、なんだか曖昧でふわっとした話に聞こえるかもしれません。
でもそれは決して特別な哲学やスピリチュアルではなく、人間が太古からずっとやってきた当たり前の感覚 です。
忙しさや情報過多で置き去りにされてしまったその感覚を、もう一度取り戻すこと。
それこそが、これからの意識の在り方の中心になっていくと感じています。
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