触れる タッチ touch

触れる。

この単純な行為を極めているのが、クラニオじゃないかしら?と思うのです。

私自身、ロミロミというハワイの伝統的オイルマッサージの出逢いからこの世界に入っていますが、ロミロミはしっかり触れる。という触れ方。

もちろん、それもそれで気持ちが良いのだけど。

その気持ちのよさの裏側に、やられた感。みたいなものをキャッチして、そう思い込んでいる。。。こともある。

やった、やられた感という、セラピストと受け手、双方のマッチによって満たされるのであれば、それも良しです。

クラニオは、極めて介入がない触れ方をするので、ほとんどその感覚が残りません。

というか、そうならないように勤めています。

だけど、先に書いたように、やった感、やられた感で満足したい方には、クラニオは不向きかな。

クラニオは施術後、じわじわとそのプロセスが変化していくように感じます。

クラニオのおかげだ!って感じることもあるでしょうけど、影響を感じずに変化して行く場合が多いようにもお見受けしています。

私自身、クラニオの学びによって、随分と助けられているなと感じることは、今なおあります。

先日、久しぶりにオステオパシーの先生のもとへ、施術を受けに行きました。

先生は、私がもっとも尊敬する日本人テーチャーのひとりです。

先生のWSを受け続けたことで、格段と手技のレベルが上ったと自負しています。

オステオパシーという手技療法はクラニオの源流です。

ですので、原則原理はオステオパシーにあるのです。

オステオパシーは「その人の病気を見つけるのではなく、health(健康、健全)を見つける」という理念があります。

数多くあるセラピーの中でも、この視点を持っているのはそうそうないと思います。

もちろん、クラニオでもその視点で身体を探究していきます。

私自身、久しぶりにクラニオを受けたのですが、やはり、このパワフルさの右に出るものはないなと思いました。

痛みや不具合があっても、自分のhealthを十分に感じれるってスゴイ。

触れられてすぐに、脊柱の辺りからぐわーって広がるエネルギーと、背骨を中心に緩んでいく肉体。

そして、深まる呼吸とともに立ち上がる存在感と安心感。

healthを感じるって、そうだな、私的には、存在してるという、肉体的にも精神的にもその感覚が色濃くある状態です。

身体感覚的には、地に足がついて、どこに力みもなく、スッと立てている。

呼吸の存在を忘れるくらい、自然な息づかいができている感じです。

頭で感じるのではなく、身体で感じれる感覚が優位であるのがベストかと思います。

施術後、背骨の辺りのエネルギーの熱を感じたり、組織の繋がり、チャクラの開閉具合と繋がり、あらゆる感覚を観察しまくりました(笑)

隈なく観察していたのだけど、やられた感が全くない!

おかげで、自転車を駅において帰宅しましたけど(≧◇≦)

すごいなーって尊敬する気持ちと、こういう施術を目指したいなと思うのです。

触れる。というシンプルな行為なのだけど、シンプルゆえの難しさ。

問われるのはテクニックではなく、在り方。

在り方には方法論はないですから、自分を顧みるしかないのです。

それに、触れる。って双方のエネルギー交換でもある。

だから、良り一層純度の高いエネルギーが放たれる手で、触れたいし、触れられたい。

だからって、よくなりますように。などという願いという名の呪文も要らない(笑)

厳しくも愛情深く自分を見つめることのできる仕事につけたこと、誇りに思えるよう、日々絶え間なく努力をし続けたいと思ったのでした(^-^)

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