祖母のお通夜で見た憑依

先日アップした「死んだら知らせ合おう」で少し触れた、祖母のお通夜での出来事。

叔母が祖父の全財産が入っているカバンに断わらずに触ったことが原因で、祖父VS叔母(娘四人)のイザコザが始まりました。

私たち子供が別室で夕飯を食べていたら、「大変!三女がおかしくなった!」と母の姉妹、叔母たち(長女、次女、四女)が騒ぎ始めたのです。

その部屋へ行ってみると、三女が、身体をくねらせながら唸り声を上げて、苦しそうにしています。

長女が「これ、ばあちゃんが中に入ったわ。。。仕草や目つきがばあちゃんだ」と言っていて、目の前に起きている状況の事態を飲み込みました。

お坊さんに電話するもお酒を飲んで来れないと笑

近所のおばあちゃんに電話してお経あげなさいと言われたと。(なぜ近所のおばあちゃんに電話したのか謎だけど)

深夜近かったので、もう身内しかいない中で、見守りつつも、その場にいたみんなが恐れていることは「あの世に連れて行かれる」こと。

「ばあちゃんは死んだんだから、三女に入っちゃダメ!」

「三女を連れて行ったら、子供がいるんだから、早くあの世に行かないと!」

などと真剣に説得を始める大人たち。

そこで、孫の中でも少しだけ年上だった私と弟と、「原因は何?」と母と叔母たちに聞き出します。

何かと誤魔化そうとする大人たちに迫る私と弟。

そうしたら、お布施を包むために祖父に断りなくカバンを触ったら、お布施は渡さない!と祖父が怒り出したと。

それを四姉妹で説得というより、祖父を追い込んだのではないかしら?と思うのですが、話しているうちに三女がおかしくなって倒れ込んだそうです。

意識が混濁していく中で「ばあちゃんが入ってきた。。。」と言ったきり、ただ唸るだけになったそうだ。

その話をきいた弟が、「じいちゃん、勝手にカバンを触って申し訳なかった。許してもらえないか?」と頭を下げたら、それまで頑なに首を立てに振らなかったじいちゃんは許してくれました。

それからお布施を包んだら、三女の意識が戻ってきました。

意識の戻った三女の話しによると、足ものとからす〜っとばんちゃんが入ってきたのがわかって、そのあとは全然おぼえていないと。

水を飲まされたことも、頬をペチペチ叩かれたことも、全く記憶にないんだそうです。

もう時計は深夜を回っていて、皆で、炬燵で雑魚寝し始めました。

これまでのことがあったから、怖さを抱えつつ眠りについてほどなくして、隣で寝ていた従姉妹がガバッと起き上がって、「ばあちゃんに足を引っ張られた!」というではないですか!

言うまでもなく、炬燵に入っていた全員が足を出しました!

なのに、大人たちは「寝なさい!」って寝れるわけがない。

と言いつつ、疲れて寝てしまいましたが😅

翌朝従姉妹から聞いた話では、足元からスッと手が伸びてきて、足を掴まれたと思った瞬間、ガッと引っ張られたそうな。

伸びてきた手の感覚がばあちゃんで、連れていかれる!と青ざめたと言ってました。

私の親戚たちは、誰かしらこういった体験をしています。

というか、ほぼ全員かもしれません。

家系なんでしょうね〜^^

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