クラニオは頭蓋調整のセラピーなの???
「クラニオは頭蓋調整のセラピーなの?」
という、ご質問をちょくちょく受けるのこで、私なりのご説明をさせていただきますね。
クラニオを扱うセラピストによってかなり幅があると思います。
筋骨格、生理解剖学の繋がりをメインにしているテクニックと、それだけではなく、その人の人間性、全体性の繋がりをメインにしているテクニックと随分と幅が広いのです。
私が提供させていただいているのは、後者の方。
その辺りを踏まえてお読みいただければと思います。
まず、クラニオセイクラルワークは、日本語で「頭蓋仙骨療法」と言います。
クラニオ=頭蓋、セイクラル=仙骨という意味を持っています。
頭蓋と仙骨の間を流れる「脳脊髄液」という流れを整え、その人のもともと持っている、生命力、可能性、自然治癒力に耳を傾けながら、最大限に引き出す手技療法です。
名称にも頭蓋、クラニオを行っているサロンのHPなどでは、頭蓋模型、モデルクライアントの頭部に触れている施術写真が使われているので、「頭部に触れるセラピーなんだな。」と思われる方も多いのかもしれません。
ですが、頭蓋調整をメインにしている訳ではないんですね。
クライアントが、「頭がパンパンだから触れて欲しい!」と申し出ても、その人の潜在意識が、いやいや、「この人頭ばっかり使って地に足ついてないから、足から触れてくれる?」と術者にオーダーを出したならばそこに触れます。
また、「腰が痛いから腰を揉みほぐして~」と申し出ても、「いやいや、この人、一日中座ってパソコンしてるから、内臓が縮んで腰に負担をかけてるんだよね。内臓の冷えを取ることろから始めてくれる?」と言われれば、そうします。
クラニオは、クライアントの顕在意識にアプローチするのではなく、潜在意識、もっというならば、その人の最も賢い存在の指示に従って施術を進めて行きます。
なぜなら、一番安全で早いからです。
以前、クラニオの体験会をしたときこんなことがありました。
その時はデモの時間も短かったですし、少し志向変えて、その人の触れてほしいところに触れていく。ということを行ったんですね。
その際、参加者の方が「頭に触れてほしい。」とおっしゃたので頭に触れました。
触れる段階から、ん?違うんじゃないかな?と思っていつつ一応触れました。デモなので。
ほどなくして、足から「こっちで~す!足に触れてほしいで~す」とお声がかかり、「やっぱりな~」と思いながら、その方にお断りして足に触れて終えたんですね。
そしたらその方が、「頭と言って触れてもらったけど、違う。足だったかも?と思っていたら足の方に移られたよかった」とおっしゃっていただいたことがあります。
潜在意識、またはその人の賢い存在というのは、あなたのことを一番よく知っている存在です。
術者は、その指示に従ってアプローチしていくので、クラニオ=頭蓋調整とは限らないんですね。
また、頭部は、その人の霊性の一番高い部分。
その人の神聖な場所に、いきなり入るということは出来ないですし、あまりしないんですね。
頭部は、他の部位と違って、ゆっくりと開かれていくことを好むように思います。
そして、下肢から緩めていかないと、頭部は芯から緩みません。
身体があなたのお部屋だとすると、頭部はその人の人生をコントロールする司令塔のような場所。
そこにいきなり入られるのは、あまりいい気分はしないと思います。
昨今、クラニオの似たヒーリングテクニックや、頭蓋に特化したワークもたくさんあります。
私もいくつか参加したり習得したテクニックもありますが、人の深遠な部分に働きかけるクラニオの奥深さには、到底敵わないと思っています。
もちろん、そのワークの良さはそれぞれあります。
なにより、自分に合った安心して受けれるワークが一番いいと思います。
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